
この記事では、
フィボナッチを使ったブレイクアウト型のFX手法を解説します。
この手法は、
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フィボナッチで相場の位置を整理し
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押し目・戻りが完成したあと
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高値・安値のブレイクに逆指値で乗る
という、トレンドに素直に追随する設計になっています。
裁量要素はありますが、
判断基準が明確なため再現性が高く、
「どこで入って、どこで切るか」がはっきりしています。
使用するフィボナッチレベル
この手法で使用するフィボナッチは以下です。
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161.8%
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100%
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76.4%
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61.8%
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38.2%
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23.6%
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0%
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-61.8%
拡張(161.8%、-161.8%)まで含めて使うことで、
エントリーから利確までを一貫して設計します。
フィボナッチの共通ルール
この手法では、フィボナッチの向きを完全に固定します。
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安値:0%
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高値:100%
ロング・ショートともにこのルールは共通です。
毎回フィボの向きで迷わないことが、判断の安定につながります。
ロング手法の考え方
フィボナッチの引き方(ロング)
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直近の上昇の起点となる安値 → 高値にフィボナッチを引く
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安値を0%、高値を100%に設定
上昇トレンド中の「ひと波」を基準にするのがポイントです。
ロングエントリー条件
ロングは61.8%での押し目形成 → 高値ブレイクを狙います。
エントリーまでの流れ
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高値(100%)をつけたあとに価格が調整
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ローソク足が 61.8%付近まで下落
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61.8%で
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下げ止まり
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反発の兆し
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売り圧力の弱まり
が確認できる
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押し目が完成したと判断
この条件が揃ったら、
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100%の価格に買いの逆指値を入れる
「反発したから買う」のではなく、
高値を超える力が出たら入るのがこの手法の特徴です。
ロングの利確と損切り
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TP(利確):161.8%
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SL(損切り):61.8%
この設定により、
リスクリワードは約 1 : 1.6 になります。
勝率よりも、
「伸びるときにしっかり利益を取る」構造です。

ショート手法の考え方
フィボナッチの引き方(ショート)
ショートでもルールは同じです。
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直近の下落の起点となる安値 → 高値にフィボナッチを引く
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安値を0%、高値を100%に設定
下落トレンド中の戻りを狙います。
ショートエントリー条件
ショートは38.2%戻しからの反発 → 安値ブレイクを狙います。
エントリーまでの流れ
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高値(100%)から下落し、安値(0%)をつける
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価格が 38.2%付近まで戻ってくる
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38.2%で
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上昇が止められる
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上ヒゲや陰線が出る
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反発して下落し始める
などの動きが確認できる
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戻りが完成したと判断
この条件が揃ったら、
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0%(直近安値)に売りの逆指値を入れる
安値を割る勢いが出たときだけエントリーします。
ショートの利確と損切り
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TP(利確):-161.8%
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SL(損切り):38.2%
ロングと同様に、
リスクよりもリワードが大きくなる設計です。

23.6%と76.4%の使い方
押し目や戻りが浅い場合、23.6%や76.4%で反発して上昇や下落する場合があります。その場合はロットを半分にして逆指値を入れるなどしてリスクを落としてトレードしましょう。
また23.6%や76.4%でローソク足が反応したら、ひいたフィボが正しいということが確認できるのでルール通りに反発するまで落ちついて待つという戦略もありです。
この手法でやってはいけないこと
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押し目・戻りが完成する前に入る
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フィボナッチを後付けで引き直す
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61.8%や38.2%を明確に超えたのに粘る
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ブレイク前に成行で飛び乗る
この手法は、
「形が整ったときだけ入る」ことが前提です。
まとめ
このフィボナッチ・ブレイクアウト手法のポイントは以下です。
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フィボは 安値0%・高値100%で固定
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押し目・戻りを待つ
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ブレイクは必ず逆指値
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利確は161.8%(ショートは-161.8%)
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リスクリワードは約1:1.6
フィボナッチは「未来を当てる道具」ではなく、
相場の位置と力関係を整理するための定規です。
この考え方を理解すれば、
シンプルでも長く使える手法になります。

